印賀　勝男の今日のねらい目！

　桑原悠が再び地元シリーズで頂点に立つ。前回ミッドの当地正月戦では、地元の強力メンバーがそろう中、優勝戦１枠を勝ち取り、その勢いのまま優勝を決めている。今節のＧＷ戦も地元ライバル相手に結果を残し、優勝戦１枠まで駆け上がった。「行き足は悪くないし、回った後の押し感もある。伸びもいい。不安なのはピット離れだけ」。試行錯誤を繰り返してきた調整にも、正解が出つつある。ピット離れの不安も解消させて、マイペースで優勝へ突き進む。

　強烈な存在感を見せたのが津留浩一郎だ。準優11Ｒはコンマ08の鋭い踏み込みから、カドまくりを披露。予選トップの村上遼を沈める快勝で、優勝戦３枠をゲットした。「試運転で伸びる雰囲気はないし、特訓でも自分よりいい人がいる。だから、今節はなかなかいいコメントが出ない。でも、レースに行くといい。つながりがいいんでしょうね」。抜群の手応えとは言えないものの、レースの主導権を握るだけの威力がある。センター強襲が怖い。

　また、真鳥章太は初優勝をかけて挑む。準優９Ｒはこれが今年初優出とは思えないほど、冷静で隙のないターンで逃げ切った。「いいターンができました。舟も返ってきましたね。伸び負けはないし、回ってからのつながりがいい」。軽快なターンで好位からチャンスをつかむ。